F.A.Q.
電気部分
1.試運転や停電などの場合,ソレノイドケースの端にあるピンを押して手動操作することが可能です.
なお,ピンを押した位置でロックしたい場合は,オプションの“−ML”を選択してください.
2.「ウェットタイプ」「ドライタイプ」の違い
ソレノイドは,「ウェットタイプ」と「ドライタイプ」に分類できます.
上の画像において,左側がウェットタイプ(油浸形),右側がドライタイプの外観です.
3.「ノーマルクローズ型」は,通電すると流路が開きます(フルードが流れる).
「ノーマルオープン型」は,通電すると流路が閉じます.
油圧部分
1.バルブ据付姿勢についての制限はありませんが,水平に設置することが望ましい.
2.分解・修理等は,専用治具・専用テストスタンド等を使用することが望ましいため,弊社にお任せ下さい.
3.フルードは,推奨温度:0度Cから60度C,推奨粘度:20から400cStです(これらの推奨範囲外は,内部リークなどが,保証範囲外となりますが,ご使用は可能です).
高温の場合,シール(O-リング)は,フッ素系(バイトンシール)を推奨します(オプション記号:
-F).
その他
1.特注品は,ご相談下さい.
2.電気用語におけるスイッチ等の「ノーマルオープン」(Normally
open)は,
接点が,通常,離れており,電流が流れず,スイッチを押すと電流が流れる(「A接点」).
これに対して,油圧弁の「ノーマルオープン」は,流路が,通常,開いており,
フルードが流れていて,通電するとフルードが止まります.
したがって,まれに,誤解が生じる可能性が,ないともいえません.